2025年1月30日にSSH大沼環境調査ポスター発表会が行なわれました。1年生がSS研究基礎の授業で行なってきた研究活動をポスター形式にまとめ、41テーマの発表がありました。研究テーマは7分野に分かれており、観光、行政、水質調査,プランクトン、マイクロプラスチック、ゼオライト、微生物電池について、生徒自らリサーチクエスチョンを立てて、サンプルやデータを収集し、実験等の調査研究を行なって結果をまとめ、ポスターを作成しました。生徒同士や大学の先生からの厳しい質問に悪戦苦闘しながらも、堂々と発表している姿が多く見られました。お忙しい中、ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
【研究テーマ例】
○テキストマイニングにおける大沼のホテルでの年代別及び旅行形態別の求める要素の違い
○北斗市財政と函館市財政における福祉関連予算の比較
○北海道森町町長が考える重要施策の推移
○大沼公園域の湖沼及び五稜郭公園外堀における水質の違いと松かさ・へちま等を用いた水質改善の検討
○亀田川の3地点の土壌に含まれるマイクロプラスチック量の比較
○富栄養化水で育てた植物の成長とアオコ毒が与える影響
○草食ミジンコによるアオコ除去と水質改善
○軽石のゼオライト化におけるアルカリ処理の加熱時間とアンモニア吸着性との関係性
○焼却飛灰を用いたゼオライトの生成による廃棄物の再資源化
○灰の比率がマッドワッドの効率に与える影響 ~電圧と電流の測定による検討~
【生徒からのリフレクション】
○実験の仮説、実験の結果から考えられることを班員で議論できた。
○当たり前だと思っていたことに疑問を持ち、理由も含め、こうではないかと考察することが出来るようになり成長したなと感じた。
○質問された時に、質問した人がわかりやすいようにうまく専門用語の説明もしながら返答できた。
○実験が上手くいかなかったとき、どうして上手くいかなかったのか、どうすればスムーズに実験ができるのか考え行動に移すことが出来た。
○ポスターを作成するにあたって、頂いたアドバイスを自分の中で噛み砕いて理論性や分析的な視点を持って理解し、それを生かしたことによって、より良いポスター又は発表ができた。
○結果についてお互いの考えを盛んに交流し、より良い考察ができるようにたくさんコミュニケーションを取ることができた。また質疑応答の際に相手の質問の意図を汲み取って適切に返答できた。
○2種類の似た検定を用いたために、有意差があったときに、どこに有意差があったのか、気を付けて考えなければならなかった。この際に、論理的に段取り立てて思考することを頑張った。